摩擦選別方式『フリクションセパレーター』の特徴
摩擦選別方式『フリクションセパレーター』の仕組みについて
こちらの動画ではフリクションセパレーターの原理を説明しています。
従来の異物選別除去装置の手段としては
等が挙げられます。
しかし、異物は多様でこれらの選別作用を受けても除去モレ異物は混入し、最終手段として目視選別が施されています。
除去モレ異物が発生する原因としては
等が考えられます。
《混入異物例》
土粒・軽石・建材片・レンガ・石炭・木片・植物の茎片・金属片・ガラス片・虫体・虫や小動物のフン・プラスチック片・ビニール紐・糸くず・毛髪等
当社のフリクションセパレーターは、粒状物が回転するローラー上を異物と共に移動する際に、それらがローラー表面と接触する際の摩擦係数(ざらつき)の差異を利用して異物混入原料中から異物を除去するオリジナルの方式の為、従来の方式では除去の難しかった異物にも対応できます。
フリクションセパレーターの異物除去精度は、ローラーが検出センサー・除去ツールの両方の働きを同時に実行するのでタイミングのズレがなく、さらに大抵の異物は表面に微細な凹凸や割れかけの凹凸面がありますから取り逃がした異物は殆ど除去します。
選別除去の基本構造がローラーを小型モーターで回転させるだけのシンプルな構造で運転中の調整も要らず誰でも使用できます。
他の選別装置のように強振動やブロワー・圧縮エアーも使用しないので騒音やホコリもまき散らさず、その上消費電力も非常に小さいので、選別作業場所を選ばず、長時間運転や夜間の無人運転でも使われています。
目視手選別のような人的疲労がなく、微細なワークでも選別が可能で、毛髪等の肉眼で見つけにくいものも除去するため、異物選別除去ラインの最終工程として目視手選別の代用としても導入されています。
摩擦選別方式『フリクションセパレーター』で取れない異物
良品原料よりも滑らかな表面のもの、磨かれた石や、ワレ・欠けの無いガラスビーズ・金属球などの除去は苦手です。さらに同一原料で色が違うだけのものも選別は不可能です。
但し、同一原料であっても欠損の大きなものや、未熟でシワの多いものは異物として選別します。
協和工業株式会社
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